イタリアワインについて

紀元前800~1000年頃には作られ始めたイタリアワイン。

イタリアは南北に長い国土を持ち、北はアルプス山脈、

3方を海に囲まれ、温暖な気候に恵まれており、

イタリア20州全てで各州の特徴あるワインが作られています。

 

生産量、販売量でもフランスと常に世界一の互角の量を誇りますが、

イタリアで顕著な事は国内消費が多いこと、

2000以上と言われる品種の多さがあげられるかと思います。

1963年にワイン法が設立され格付け制度もありますが

ヴィーノ・ダ・タヴォラ (Vino da Tavola, VdT)

いわゆるテーブルワインという

カテゴリーからスーパートスカーナと呼ばれ、

オークションにもかけられる品が出てきたり、

DOCGであってもボトル種類、価格などがフランスなどに

比べて混沌としており、良い品、お気に入りの品を見つけるのが難しくもあり、

また楽しみの一つとなっているかと思います。

 

イタリアにおいては格付制度の整備も検討され、

最近ではDNA鑑定により以外な縁戚関係が判明されたりもしております。
数千年に亘って造られ続け、地方色が豊かでバラエティに富み

料理との相性がすばらしく、多くの人々に愛され続けている、

これがイタリアワインかもしれません。


                   格付け表示及び分類について


EUのワイン規定に従い、地域指定優良ワイン(VQPRD)という上級ワインと
一般消費用のテーブルワイン(Vin de Tabie)の2つに分かれ
更にそれぞれを2つに分けて、全部で4つのランクがあります。
イタリアのワイン法=DOC法(Denominazione di Origine Controllata)は1963年に制定。
DOCG・DOC・IGT・VdTの4種類に分かれる。

 

         EU                  イタリア

Vins de Table(ヴァン・ド・ターブル)

Vino da Tavola, VdT:ヴィーノ・ダ・タヴォラ

テーブル・ワイン

使用品種や生産地を表示する義務はない。

とくにDOC申請をしないワインは、全てこのクラスに分類。

    同 上

Indicazione Geografica Tipica、IGT:

インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ

地域特性表示ワイン

1992年に新設された分類で、フランスの「ヴァン・ド・ペイ」に相当。

ラベルには使用されている品種と生産地が表示。


V.Q.P.R.D.

(Vins de Qualité Produits dansune. Région Déterminée)

Denominazione di Origine Controllata、DOC:

デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ

地域特性表示ワイン

1992年に新設された分類で、フランスの「ヴァン・ド・ペイ」に相当。

ラベルには使用されている品種と生産地が表示。


    同 上

Denominazione di Origine Controllata e Garantita、 DOCG:

デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ 統制保証付原産地呼称ワインイタリアワインの最上位に位置付けられ1984年に設置。